静岡自治労連は7月23日(土)「2022年定期大会」を静岡市・ALWFロッキーセンターと各単組をオンライン中継でつないで開催。20単組67人の代議員が集まり、執行部・傍聴者含め84人の参加となりました。
大会では「2021年度のたたかい」の報告と「2022年度運動方針(案)」が提起され、代議員13人による活発な議論を経て、すべての議案が承認されました。最後は信任された新役員を先頭に要求を前進させていこうと、全体で団結を固め合いました。
はじめにあいさつに立った菊池委員長は、「岸田政権がケア労働者の賃上げへと舵を切ったのは労働組合のたたかいの成果。すべての労働者の賃上げへとつなげられるよう取り組みをすすめよう」と大会での活発な議論を呼びかけました。
来賓あいさつでは、自治労連本部の桜井眞吾中央執行委員長、静岡県評の松川功事務局長、静岡県公務共闘会議の深田祐文議長、日本共産党の鈴木ちか22参院選静岡選挙区候補からそれぞれ連帯のあいさつがありました。
提案の部では、はじめに青池書記長が「2021年度のたたかい」を報告し、静岡自治労連の「新いのち署名」「保育署名」「現業署名」など自治体体制拡充の取り組み、「予算・人員闘争」や職場環境改善をめざした「職員のいのちとくらしを守る学習会」、国による一時金削減反対やケア労働者の賃上げ、新規採用者の組合加入の取り組み、「2021年度会計決算」がPowerPointを使って報告されました。
次に菊池委員長が第1号議案「2022年度運動方針(案)」を提起し、5つの運動の柱を基本に、「春闘を起点にした民間の賃上げから、夏から秋にかけて公務員賃金を引き上げる『賃上げサイクル』の取り組み」、「10月から地方交付税として措置されるケア労働者の賃上げ財源の恒久化」、「安心して働き続けられる定年引き上げの実現」、「会計年度任用職員の処遇改善と組織化をめざす『つながる・つづける・たちあがる誇りと怒りの3Tアクション』」、「春・秋で1100人の組合加入をめざす組織拡大強化の取り組み」と「2022年度予算(案)」が示されました。
質疑・討論の部では9単組4補助組織から13人の発言があり、①コロナ危機や災害から住民のいのちとくらしを守り、職員の長時間労働解消、人員増の取り組み、②誰もが安心して働き続けられる賃金と労働条件実現の取り組み、③組織強化拡大の取り組みなど、運動方針の柱に基づいた積極的な報告がされました。
質疑討論の後は、すべての議案が賛成多数で承認され、新年度の役員体制も信任されました。最後に菊池委員長の団結ガンバローで大会を終了しました。