2月20日(日)、「いのちとくらしを守る社会を実現し、賃金の大幅引き上げと最賃全国一律1500円を実現」するため、22国民春闘決起集会が県中部・西部にてそれぞれ開催されました。各集会は新型コロナの感染拡大防止対策を講じたうえで開催し、県全体で150人、静岡自治労連から30人の組合員が参加しました。
静岡市葵区・青葉緑地で行われた静岡県決起集会では、まん延防止等重点措置期間中であることを考慮し、大規模集会は行わず春闘要求のスタンディング・アピールと、「安全・安心の医療・介護・福祉を実現し、国民のいのちと健康を守るための国会請願署名」(「新いのち署名」ハガキ版)2000枚の地域ポスティングを実施しました。
行動に先立ち静岡県国民春闘共闘会議の菊池議長(静岡自治労連委員長)があいさつ。「世界では労働者の賃金を上げることで経済を回していこうとしているが、日本では賃金が下がっている。日本でも最低賃金を全国一律1500円に引き上げ、ケア労働者の賃金引き上げが重要だ」と春闘要求実現へ向けた行動を提起し、「医療や公衆衛生関係では、新型コロナで大変な状況となっている。政府がこれまですすめてきた病院・医療関係者の削減の結果だ。これらを改善させる運動が必要だ」と述べ、「新いのち署名」への協力を呼びかけました。
行動に参加した静岡市労連中央執行委員長で保健師の遠藤さんは、「保健所はひっ迫した状態が続いている。応援体制でなんとか回しているが、自分も含め23時以降まで働く毎日。特に指導している中堅層は休みがなく、このままではみんな倒れてしまう」と語り、国の責任で保健所体制の充実を実現させたい思いでポスティングに奔走しました。
同日、浜松市中区・東ふれあい公園で行われた静岡県西部決起集会では、「大幅賃上げ・底上げで、誰もが希望を持てる公正な社会を労働組合でいっしょにつくろう」のスローガンを確認した後、13労組によるリレートークを行いました。
リレートークに立った浜松市職の良知執行委員長は「コロナ禍で奮闘する職員の賃上げ、人員増の実現めざして春闘に取り組む」と決意表明しました。