2月23日(日)午後、静岡県憲法共同センター総会と一橋大学の渡辺治名誉教授による記念講演が静岡市内で開催され、約100人が参加しました。静岡自治労連からも同日午前に行なわれた春闘決起集会に引き続き、多くの組合役員・組合員が参加しました。
渡辺名誉教授は「憲法をめぐる情勢と安倍改憲を許さない共同のたたかい」と題して、新たな局面に入った安倍改憲と改憲阻止へ向けた住民運動の攻防を2時間以上にわたって熱弁。「メディアは『安倍は改憲を諦めた』と報じ、私たちの間でも安堵が広まってしまっている。しかし、安倍は決して改憲を諦めたわけではない。この1年間が正念場となる。ここで改憲発議をストップさせれば安倍改憲を阻止することができる」と強くうったえました。また、「2015年9月19日、安保法制(戦争法)が国会で強行されたが、市民アクションが野党共闘を呼びかけ、市民と野党の共闘でこの5年間改憲を食い止めてきた」と、この間の憲法運動を振り返るとともに、昨年7月の参議院選挙で改憲勢力が3分2を割ったなかで、安倍首相は改憲へ向けて新方針を示し、野党取り込み路線や日本会議を中心とした草の根運動などがすすめていると、最新の動きを語りました。
最後に、「いま通常国会で改憲発議を許すか許さないかの正念場。緊急署名による大運動が安倍改憲の息の根を止める鍵」と述べ、「安倍9条改憲NO!改憲発議に反対する全国緊急署名」の取り組みが呼びかけられました。
講演後におこなわれた総会では、静岡県憲法共同センターによる毎月の9の日宣伝、19日行動や、5・3憲法集会、新署名の取り組みなど、2020年度方針案が提案され、満場一致で決定されました。
静岡自治労連は、静岡県憲法共同センターに結集し、すべての単組で新署名を取り組み、改憲発議ストップを国民春闘の重点課題にしていきます。