機関紙

しずおかの仲間 第172号(2025年4月1日)

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第172号の記事

 

 

 

 

被爆80年を核兵器のない世界へと転換する年に
ビキニ被災71年3・1ビキニデー集会

3月1日、3・1ビキニデー集会が焼津市で開催され、1800人が参加。昨年12月に日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞し、また広島・長崎の被爆から80年の節目となる今年こそ、日本政府が核兵器禁止条約に参加し、核兵器のない世界に踏み出す年にしようと誓い合いました。

 

 

私たちと一緒に明るく働きやすい職場をつくろう
▶あなたも静岡自治労連へ

新規採用職員のみなさん、就職おめでとうございます。静岡自治労連の仲間は、みなさんを心から歓迎します。公務公共を拡充し、安心して働き続けられる職場をめざして、力をあわせましょう。

中東遠総合医療センター労組
藤原 小歌 さん(看護師)

職場の人員を増やしてほしい

医療現場では看護師の人員不足が問題です。患者様によい看護を提供するにはマンパワーが必要不可欠です。人員不足から十分な休息も取れません。各職場にもう1人ずつ看護師を増やしてほしいです。

 

 

 

 

 

島田市労連
戸塚 卓 さん(行政職・こども未来部保育支援課)

賃金を上げたい

差額支給は行われるものの、我々の賃金は昨今の物価高騰に全く追いついていません。この賃金の低さは心の余裕を奪い、結果として仕事の質に悪影響を及ぼします。皆様の声を一つにして、適正な賃金向上を求めましょう。

 

 

 

 

 

伊東市職労連
加藤 亜哉子 さん(保育士)

よりよい保育を実現したい

可愛い子どもたちに囲まれて毎日楽しく保育をしています!でも保育士が足りません!目が行き届かず、事故につながりかねません。よりよい保育の実践のため、安心・安全な人員体制をお願いしたいです。

 

 

 

 

 

静岡自治労連青年部の夏企画「ラフティング&BBQ」で、県内各自治体の青年たちが交流とアクティビティを楽しみました

その願い、静岡自治労連で実現しよう

私たち静岡自治労連は、自治体・公務公共の職場で働く仲間の労働組合です。
地方自治体や自治体・公務公共関係労働者は、地域住民の福祉の増進を図ることが大切な役割です。静岡自治労連は、「住民の繫栄なくして自治体労働者の真の幸せはない」というスローガンのもと、住民が安心して住み続けることができる地域・自治体にすることをめざして、職場の仲間はもちろん、地域の住民や民間労働者とともに地方自治の発展と公務公共の拡充をめざして運動しています。
住民のための行政や公共サービスを提供するためには、職員自身が健康で安心して働き続けられる職場でなければなりません。そのために自治体職場の仲間がもっとも強く求めているのは人員の確保です。
地方自治体では、長年にわたって公務員が削減される一方で業務が増加し細分化されています。また、物価高騰により公務労働者の生活も苦しさを増すなか、職員の生活を守るためにも、新たな人員の確保のためにも、賃金の引き上げはいっそう重要な課題となっています。
こうしたなか、自治体労働組合に大きな期待が寄せられています。静岡自治労連は、自治体・公務公共関係労働者の賃金・労働条件の維持・改善や、人員増と職場の労働環境改善のため力を尽くしています。住民のいのちとくらしを守り、働きがいのある自治体・公務公共職場を実現するため、私たちと一緒に力をあわせていきましょう。

 

組合の力で賃上げ勝ち取る25国民春闘に
全国一律最低賃金制度の実現を


静岡市で開催された県中部地区の春闘決起集会

歴史的な物価高騰は収束するどころか、あらゆる物やサービスが何度も値上げをくり返し、国民生活はいっそう苦しくなっています。2025年は、この物価高騰を上回る賃上げを実現させなければ、生活を維持・改善させることはできません。
自治体・公務公共の労働組合にとっても賃上げは重要な課題です。昨年の秋季年末闘争は24年の春闘の民間労働者の賃上げを反映し、全世代での給料表改善となり、とりわけ新規採用職員にも適用される初任給は2万円以上の引き上げとなりました。それに伴って会計年度任用職員の賃金水準を底上げし、また、24年4月に遡って差額を支給させる成果を、多くの自治体で勝ち取っています。これは、労働組合のたたかいなしには実現しなかったものです。
公務の労働組合にとって、春闘は直接給料表を改定して引き上げる時期ではありません。しかし、25春闘は、民間労働者の賃金引き上げのたたかいを支援すること。そして、非正規を含む労働者全体の賃金水準を底上げするために、最低賃金を大幅に引き上げること。また、地域間格差をなくすために最賃法を改正し、全国一律最低賃金制度を実現させることで、公務労働者の賃金引き上げにつなげる重要なたたかいの場となります。
静岡自治労連は、25春闘で「すべての世代の生活を守る大幅賃上げ等を求める署名」(25春闘賃金改善署名)や「静岡県の最低賃金を時間額1500円以上にすることを求める要請」署名にもとりくんでいます。署名を職場で広げ、労働組合の力で賃上げを勝ち取る25国民春闘をすすめましょう。

 

子どもたちにもう1人保育士を!
保育士をふやして、子どもの発達を保障するよりよい保育の実現めざす

労働組合や保護者などの長年にわたるねばり強い保育の運動が、保育制度の改善を前進させています。
24年4月、保育士の配置基準が4・5歳児で25対1、3歳児で15対1に数十年ぶりに改善されました。また、25年4月から1歳児の保育士配置に対する加算措置が行われる前進がありました。これは、全国に広がる「子どもたちにもう1人保育士を!」の運動の力です。昨年3月には静岡県実行委員会も立ち上がり、静岡自治労連からも参加して活動を展開しています。
静岡県実行委員会は、昨年、保育士配置基準等の実態アンケートをもとに配置基準や「こども誰でも通園制度」などについて県内自治体と懇談しました。また、運動を住民に広く知ってもらうために、県内各地での宣伝行動も実施。こうした運動が住民の共感を呼び、「もう1人保育士を!」は県内でも少しずつ知られるようになっています。
静岡県実行委員会は、県内すべての自治体での配置基準の改善をめざし、懇談未実施の自治体への訪問などを計画しており、静岡自治労連と保育部会の役割もとても重要です。
静岡自治労連は「もう1人保育士を!」運動に結集し、保育士や保護者の仲間を増やして、よりよい保育の実現をめざして運動していきます。

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