岸田内閣は3月1日、大規模な災害やパンデミックなどが起こった場合に、国が地方自治体に対して指示ができる仕組み(特例)を盛り込んだ地方自治法改正案を閣議決定しました。日本国憲法は「地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基いて、法律でこれを定める」と第92条で団体自治を保障しており、国が地方自治体に指示ができるとする本法案は、団体自治を侵害するものです。
なにより本法案は、惨事に便乗して地方自治を侵害し、国の権限を強化することが狙いであり、緊急事態条項創設を先取りし、「戦争国家」に突き進むための改憲準備と考えられます。憲法に違反し、地方自治、住民のくらしを脅かす地方自治法改正案に反対し、憲法と地方自治を守る運動がよりいっそう求められています。
こうしたなか、憲法施行77周年を記念して、5月3日を中心に憲法記念日のつどいや行動が県内各地で開催されます。静岡市では静岡県憲法会議の主催で「憲法を考える市民の集い」が開催されます。
この機会にあらためて憲法のこと、平和のことを考え、改憲を許さない運動をいっそう盛り上げていきましょう。
日 時 5月 3日(金) 13時30分~16時30分
場 所 もくせい会館 富士ホール
静岡市葵区鷹匠3丁目6-1
内 容 13時30分~ 文化企画
横笛の演奏と舞踊(出演:松尾慧・永野修司)
14時00分~ 記念講演
演題 「袴田事件から考える冤罪の原因と対策」
講師 小川 秀世(弁護士)
主 催 静岡県憲法会議
参加費 500円(会場資料費)
お問い合わせは、静岡自治労連または静岡県評まで。