今年6月、「働き方改革関連法」が、多くの国民の懸念や反対によそに、自民、公明両党などの賛成多数で強行可決・成立されました。
安倍首相は「労働時間の上限規制で長時間労働を是正していく」と言いますが、その内容は年間720時間(休日を加えれば960時間)、繁忙期は100時間未満までの過労死水準の時間外労働を容認するものであり、かえって長時間過密労働・過労死を助長するおそれのあるものとなっています。
さらに立法事実となる労働者のニーズが無かったことが明らかになったにもかかわらず、経団連の言いなりに「高度プロフェッショナル制度」の創設を強行したことは、本来労働者を守るべき労働政策の役割を放棄するものであり、断じて許されません。
過労死・過労自死をなくし、8時間労働原則を徹底させ、誰でも8時間働けばまともな生活を送れる賃金を保障させる「働くルール」が守られる社会をつくるために、わたしたちは引き続き声を上げていく必要があります。
こうしたなか静岡県評パート臨時労組連絡会の主催で、「はたらくみんなの元気の出る集会」が開催されます。
雇用は正社員、非正規雇用は臨時的・一時的業務に限るという当たり前の労働法制、人間らしく意欲をもって働き、安心して暮らせる社会をめざし、ごいっしょに学習しましょう。
日 時 11月 25日(日) 13時00分開会
場 所 静岡県産業経済会館 第1会議室
静岡市葵区追手町44-1 日赤病院隣
内 容 静岡県評パート臨時労組連絡会総会
記念講演
演題 「長時間過密労働に陥らないために(仮題)」
講師 相曽 茂(静岡県働く者の安全と健康を守るセンター 事務局長)
職場別に働く実態報告
主 催 静岡県評パート臨時労組連絡会
参加費 無料
お問い合わせは、静岡自治労連または静岡県評まで。