2020年4月1日の「会計年度任用職員制度」導入に向け、各単組で説明会などの学習がすすめられています。
9月27日(木)、御殿場市労連保育園部会と保育園臨職労は、「『会計年度任用職員制度』学習会」を合同開催し、正規職員48人、臨時職員43人の保育士・調理員らが参加しました。
学習会は、静岡自治労連の青池書記長を講師に、「会計年度任用職員って何?」「わたしたちの働き方はどうなるの?」「保育園はどうなるの?正規職員には関係あるの?」など、職員の疑問に答えるかたちで講演がすすめられました。
御殿場市の保育園で働く臨時職員は110人以上います。過去のたたかいで、月額賃金を引き下げずに勤務時間を7時間30分にさせるなどの成果を勝ち取ってきましたが、「会計年度任用職員制度」ではフルタイムとパートタイマーで手当支給に差がつけられているもとで、ほとんどの臨時保育士がパートタイマーに移行させられる恐れがあります。
青池書記長は、「『会計年度任用職員制度』移行時には、いまいる臨時・非常勤に不利益が生じないようにさせ、正規から『会計年度任用職員』に置き換えさせないためにも、『均等待遇』実現が必要だ」とうったえました。
参加した職員からは、「わかりやすかった」「もっと具体的にどう変わっていくのか、身近に感じられるようにみんなで学んでいくべきだと思った」「国会で野党がつけた『付帯決議』について、もう少し詳しく学んで交渉に活かしていきたい」「自治体の財源についてもっと知りたい」など、前向きな感想が寄せられました。
このほかにも、9月28日(金)に静岡市労連水道労組が、昼休みに臨時・非常勤職員20人を集めて説明会をおこなったほか、今後も10月12日(金)に静岡市労連給食部会が、11月22日(木)に伊東市職労連がそれぞれ説明会を開催予定です。