2月12日(月)、愛知県豊田市において「第39回トヨタ総行動」が取り組まれ、トヨタをはじめとした大企業に対し、内部留保で労働者の大幅賃上げや有期雇用労働者の無期雇用転換を求めて約800人が声を上げました。
静岡県からも静岡県評・静岡自治労連・静岡地区労連・西部地区労連を中心に35人が参加しました。
午前中は早朝から駅頭やトヨタ本社前にて宣伝行動が取り組まれました。
午後からは山ノ手公園にて決起集会がおこなわれました。
はじめに実行委員会を代表して愛労連の榑松佐一議長が主催者あいさつ。「この間トヨタは単価切り下げで県内の中小企業を苦しめるいっぽうで莫大な利益をあげてきた。わたしたちは内部留保を吐き出して、中小企業ではたらく労働者の賃金にまわせとうったえてきた。いまや政府ですら内部留保を使った賃上げを言っている。まさにわたしたちの主張そのものだ」と発言。また、トヨタが雇用している大量の非正規労働者に対し、契約のクーリング(空白)期間を6カ月に拡大して無期雇用転換を逃れていることを厳しく批判。トヨタをはじめとした大企業は社会的責任を果たすべきだと迫りました。
また、全労連の橋口紀塩事務局長代行が激励のあいさつ。「すべての労働者の賃金底上げ、雇用の安定で暮らしを守り、安倍働き方改革、憲法改悪を断念させる18国民春闘にしよう」と呼びかけました。
つづいて愛労連の知崎広二事務局長が情勢報告。また、過労死裁判の原告や中小企業の代表、公害被害者がそれぞれ登壇し、トヨタをはじめとした大企業に社会的責任を果たさせるためにたたかいつづける決意が述べられました。
集会決議の採択の後、参加者はトヨタ本社前まで約2キロの道程をデモ行進。トヨタ本社や沿道の市民らに18国民春闘で大幅賃上げをアピールしました。