青年部では、青年がいきいきと働ける職場づくりの実現を目指し、つながりあう仲間を増やすため、学習活動やレクリエーションに取り組んでいます。また、青年が将来に希望が持て、結婚や子育てしやすい環境づくりと権利の拡充のため、青年労働者の権利と生活を守るたたかいをすすめています。
働く青年の声を職場にいかす
近年、青年を取り巻く情勢は厳しさを増しています。多くの青年から「職員削減で仕事量はどんどん増加している」「十分な人材育成ができない」「新規採用であっても即戦力とみなされ、日々の仕事に追われている」「有給休暇が取得できない」「サービス残業が常態化している」などの声や、また非正規ではたらく仲間からも「正職員と同じ仕事をしているのに賃金が低い」「継続して雇用されるか不透明で、将来が不安」といった切実な声が上がっています。いっぽうで、そんな厳しい情勢のなかでも、青年たちは仕事にやりがいを見出し、「地域のために働きたい」「住民に喜んでもらいたい」という思いを強く抱いています。
青年部では、青年の声を職場にいかし、青年が安心して働くことのできる職場づくりをめざして運動しています。
平和や賃金・働き方について、学習を力に
青年部では、平和問題やわたしたちの賃金・労働条件、労働組合の果たす役割など、さまざまなテーマで学習に取り組んでいます。
2016年2月におこなった「ほっこり温泉交流会」では、青年たちがそれぞれ抱える職場の悩みについて、KJ法を使ったグループ討論で話し合い、解決策や意見を交流しました。また、自治労連運動の基礎と青年組合員の役割を学習する場として「青年ステップセミナー」が毎年開催されています。
青年のつながりを重視し、仲間を増やす取り組み
青年部では、青年同士のつながりを重視し、仲間を増やす取り組みをすすめています。
富士川の急流を力をあわせてボートで下る「ラフティング&BBQ」や、白銀の世界でスキー・スノボを満喫する「スノーパラダイス」など、たのしい企画で青年同士の交流をはかっています。
交流のなかで、青年同士が仕事やくらしについて語りあい、その声を「要求」としてまとめ、その後の運動につなげていきます。
全国の青年とつながる
2014年6月に開催された「おきプロNEXT」には、47都道府県1533人の青年が沖縄に集い、全国の仲間と交流を深めました。また、豊かな自然や文化・歴史のみならず、基地問題をはじめとする沖縄の現状を学び、公務労働者の仕事や地方自治のあり方などについて、見つめ直す契機となりました。その後も「自治体にはたらく青年のつどい」や「青年自治研集会」、全労連東海北陸ブロック「サマーセミナー」など、さまざまな機会で全国の青年とつながり、運動を交流しています。