昨年10月に行われた総選挙では、安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(市民連合)らの呼びかけにより、立憲野党は289の小選挙区の4分の3で候補者を一本化し、多くの選挙区で僅差で破れはしたものの野党候補が与党候補を追い詰めるなど、野党と市民の協力に一定の効果が見られました。
しかし現在、憲法改正に前向きな勢力が衆参両院ともに改正発議に必要な3分の2を超え、またロシアのウクライナ侵攻を受けて、米国の核兵器を日本に配備・共同運用する核共有論に加え、与野党の改憲勢力内で「憲法に自衛隊を明記すべきだ」という9条改憲論が勢いづいています。
今後、コロナ禍とそれにともなう経済危機がますます悪化し、市民生活がさらなる苦境に立たされることが予想されるなか、今年7月の参議院選挙に向けて、私たちの声を国会で代弁する立憲野党がしっかり勝ち上がっていかなければ、私たちの暮らしも日本の立憲民主主義も戦後最悪の危機にさしかかることになります。
こうしたなか、「市民連合しずおか」の主催で、「市民連合」呼びかけ人である上智大学の中野晃一教授による講演会が開催されます。
平和憲法を守り、暮らしといのちを守る政治を実現させるため、広範で多様な市民の結集をめざして、いっしょに学習しましょう。
日 時 4月 10日(日) 14時00分~16時30分(開場13時30分)
場 所 グランシップ 11F 会議ホール・風
静岡市駿河区東静岡二丁目3番1号
内 容 記念講演
演題 「私たちの声を議会へ
~市民と立憲野党はどう参議院選挙をたたかうか」
講師 中野 晃一(上智大学教授)
主 催 市民連合しずおか・中野晃一講演会実行委員会
参加費 無料
お問い合わせは、静岡自治労連または市民連合しずおかまで。