南アルプスにおけるリニア新幹線トンネル工事で、大井川の水量が毎秒2トン減少することが、環境アセスによって判明しました。大井川の水の減少は流域62万人の住民生活と農業、工業、漁業に直結する重大問題です。
JR東海はリニア工事により南アルプスの地下水位が300m以上下がるとしており、沢涸れが生じればヤマトイワナなどの希少な動植物を含む広範な生態系に悪影響が出ます。植物が枯れれば保水力も無くなり、ただでさえ崩落しやすい南アルプスはさらに荒れてしまいます。
また、トンネル掘削で出た東京ドーム3杯分の残土は、大井川上流の燕沢に62mの高さまで積み上げられ、土砂崩れや土石流の危険が増します。
静岡県の川勝知事は、湧水を全量戻し、大井川に影響が出ないという科学的な根拠が有識者会議などで出なければ、工事着工を認めない考えを明確にしています。大井川流域8市2町の命の水を守り、南アルプスの自然と生態系を守るため、リニア工事の中止が強く求められています。署名のご協力をお願いします。
集 約 第1次集約 2021年12月末
送 付 先 静岡自治労連
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