今年10月、各都道府県において令和2年度地域別最低賃金が発効されましたが、静岡県は前年度の885円のまま据え置かれました。これは「コロナ禍の今だからこそ、最低賃金の大幅な引き上げが必要」と訴えてきた、労働者・国民の生活不安を増幅させるものです。
また、その額は私たちが実施した最低生計費試算調査における静岡市の25歳単身男性の生計費、時間額1419円を大幅に下回っており、「地域における労働者の生計費」に程遠いものです。
隣県である神奈川県は1円引き上げの1012円、愛知県も1円引き上げの927円と、その差はさらに拡大しています。これでは首都圏や中京圏への人口流出は止まりません。
コロナ危機のもとで最低賃金の大幅引き上げと全国一律最低賃金制度の確立が今まで以上に強く求められています。
こうしたなか静岡県評パート臨時労組連絡会の主催で、「はたらくみんなの元気の出る集会」が開催されます。
すべての労働者・国民が安心して暮らせる社会をめざし、ごいっしょに学習しましょう。
日 時 11月 23日(月・祝) 13時00分開会
場 所 静岡労政会館 展示室
静岡市葵区黒金町5-1 静岡県勤労者総合会館5階
内 容 静岡県評パート臨時労組連絡会総会
記念講演
演題 「全国一律最賃制度と最低生計費」
講師 中澤 秀一(静岡県立大学短期大学部准教授)
主 催 静岡県評パート臨時労組連絡会
参加費 無料
お問い合わせは、静岡自治労連または静岡県評まで。