活動報告

「メロディー保育園」保育士大量退職事件で静岡県評が声明を発表

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浜松市西区の私立認可保育園「メロディー保育園」(株式会社エンジェルガーデン)で、パワハラを受けた保育士ら18人がいっせいに退職届を提出した事件を受けて、静岡県労働組合評議会(静岡県評)は、「パワハラは絶対に許されない。この保育園に労働組合があれば違った結果を導けたはず」との声明を発表しました。

12月23日(月)には記者会見を開き、静岡県評から菊池仁議長(静岡自治労連執行委員長)と書記次長3人、また、静岡自治労連から中村恵美子特別執行委員と稲葉恵子保育部会長の現役保育士2人が出席しました。
会見では、静岡自治労連保育部会が県内の公立保育園・こども園で実施した「『働き方』実態アンケート」の結果を交えながら保育現場の状況を伝え、「この保育園に労働組合があれば違った結果になったはず。労働者にさまざまな権利があることを知ってもらう取り組みに力を入れたい」とうったえました。

この事件は、「メロディー保育園」の職員18人(保育士17人、栄養士1人)が、保育園管理者から日常的にパワハラ、セクハラ、マタハラなどを受けてきたことを理由に、12月11日にいっせいに退職届を提出。このことで保育基準が満たされず、保育園の運営が困難となり、園児が路頭に迷いかねないという事態に陥ったものです。
保育士の大量退職をはじめ、この間あいつぐ保育園運営の問題の背景には、営利企業の参入による保育の市場化が大きく影響していると考えられ、あらためて国と自治体が責任を負うべき保育の公共性が問われています。

静岡県評と静岡自治労連は、保育制度の改善と行政の指導の強化、それを実施するための公務員の増員を要求し、運動していきます。また、職場のハラスメントを許さず、働きつづけられる職場づくりを目指すため、「労働組合」の存在を広く知らせ、結集を呼びかけます。

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