活動報告

福島原発事故から7年目の「『福島』を忘れない メモリアルアクションinしずおか」

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東日本大震災・福島原発事故から7年目の3月11日を中心に、各地で被災者に連帯し、原発ゼロをめざす行動が取り組まれました。
3月10日(土)には、原発なくす会・静岡や再稼働反対アクション@静岡有志を中心とした実行委員会の主催で「3・10『福島』を忘れない メモリアルアクションinしずおか」が静岡市内で取り組まれ、約200人の市民らが参加しました。静岡自治労連からも多くの組合員が参加したほか、スタッフとして集会の運営に尽力しました。
はじめに実行委員会を代表して、静岡自治労連の林克委員長(実行委員会実行委員長)があいさつ。福島原発事故で故郷を追われた避難者は、避難指示が解除された後も、そのほとんどが放射線への不安から故郷に戻れずにいる実態を報告しました。
また、元プロサッカー選手の中田英寿氏が福島第一原発を視察した際の、「震災から7年が経ち、風化を恐れる声もあるが、ただ『忘れない』ではなく、何のために『忘れてはいけないのか』が大切なのだと思う」という言葉を紹介。「福島の悲劇は浜岡原発のある静岡にとって他人事ではない。浜岡原発の再稼働を許さない運動をすすめよう。福島に寄り添い、交流していこう」と呼びかけました。
参加者からのスピーチでは、地質学者の塩坂邦雄氏が浜岡原発直下の断層の危険性について発言。これまで言われていた「H断層」だけでなく、原発敷地の南北に位置する活断層が原発の真下まで延びている可能性を指摘しました。また、浜岡原発が津波に襲われた場合、沖合からの取水管から大量の海水が敷地内に流れ込み、地盤の隆起や陥没によって配管が損傷する恐れがあるとうったえました。
集会は原発ゼロ・福島に連帯するミニライブや歌で盛り上がったほか、福島支援の餅つきや、フリーマーケットなどをおこない、収益はすべて甲状腺がん子ども基金に寄付されました。
集会の最後には参加者全員で1分間の黙祷を捧げ、あらためて3・11で犠牲となった人たちを悼み、その悲劇を二度と繰り返さないよう、今日を出発点にしようと誓いあいました。

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